「いろいろなことを考えすぎて疲れてしまう」「頭では気にしなくていいと分かっているのに、不安が止まらない」——。
子どものこと、仕事のこと、人間関係のこと。心理相談室ちゃのまには、こうした悩みが数多く寄せられます。
💡 この記事のポイント
- 「考えすぎる」のは、頭の中で不安を解決しようと頑張っている証拠
- 「気にしない」と意識するほど、脳は余計にその悩みを検索してしまう
- 不安をなくすのではなく、「不安になったときの行動パターン」を整えるのが解決の近道
なぜ「もう考えたくない」のに不安が止まらないのか?
実は、考えすぎてしまう人は「考えるのが好き」なのではありません。「考えることで、不安や問題を何とか解決しようとしている」のです。
「考えている間」は何か対策をしている気がしてしまう
例えば、子どもの様子が少し気になったとき、頭の中では次のような思考がめぐります。
- 「友達関係で何かあったのかな」
- 「もし学校で嫌なことがあったらどうしよう」
- 「親として何か気づいてあげたほうがいいのでは」
もちろん、心配事について考えるのは自然なことです。しかし、どれだけ考えても「今すぐ答えが出ないこと」まで繰り返し考えてしまうことがあります。
考えている間は「対策をしている感覚」が得られるため、頭の中のループを自力で止めるのが難しくなってしまうのです。
「気にしないようにしよう」がうまくいかない理由
「考えすぎないようにしよう」「気にしないでおこう」と思っても、なかなかうまくいきませんよね。
「考えないようにする」と意識すること自体が、脳に「今、そのことについて考えているかチェックして」と指令を出しているようなものだからです。
不安を長引かせる「行動のパターン」
認知行動療法(CBT)では、思考そのものだけでなく「不安になったときにどんな行動をとっているか」に注目します。
- 不安になる
- 頭の中で何度も考える(反芻)
- スマホで検索・調べる
- 家族に「大丈夫かな?」と確認する
- 一瞬だけ安心する
- また次の不安が生まれる
このように「検索する」「誰かに確認する」といった一時しのぎの行動(安全行動)が、結果的に不安を長引かせるループを作っている場合があります。
「問題解決の準備」と「コントロールできない心配」を分ける
不安を整理するコツは、自分が考えている内容を2つに分けることです。
- 問題解決の準備(例:明日の仕事の資料を確認する、話す内容を整理する)
- コントロールできない心配(例:「失敗したらどうしよう」「変な奴と思われたらどうしよう」と考え続ける)
準備が終わったあとも「もし失敗したら…」と考え続けてしまうのは、まだ起きていない未来をコントロールしようとしている状態です。この違いに気づくだけでも、頭の整理が一歩進みます。
「また考えちゃった」と自分を責めなくて大丈夫
不安になること自体は、決して悪いことではありません。
「もっと気楽にならなきゃ」「こんなことで悩む自分がダメだ」と自分を責めると、不安の上にさらに罪悪感が重なってしまいます。
大切なのは、不安をゼロにすることではなく、「不安になったときの対処法(考え方や行動)」を少しずつ変えていくことです。
一人で抱え込まず、パターンを一緒に整理してみませんか?
「自分がどんな場面で不安になり、そのとき何をしているのか」を客観的に振り返るのは、一人だとなかなか難しいものです。
心理相談室ちゃのまでは、オンラインでの認知行動療法(CBT)を通じて、あなたを苦しめている思考と行動のパターンを一緒に整理していきます。
「考えすぎて疲れてしまった」「一人で抱えるのに限界を感じている」という方は、どうぞお気軽にご相談ください。