「ちゃのま」のカウンセリング
心理相談室ちゃのまの杉田真也です。
ちゃのまでは、臨床心理士・公認心理師がオンラインを利用してのカウンセリングを行っています。
カウンセリングと聞いて、皆様はどんなイメージを思い浮かべるでしょう?
とっても癒やされるようなイメージでしょうか?
それとも、元気になる方法をレクチャーしてもらうようなイメージでしょうか?
そういったことをしてくれる場所もあるかもしれません。
でも、ちゃのまで実施しているカウンセリングは、もっと地味です。とにかく地味。
でも、効果はきちんと出やすいと思います。
初回の面接では、相談に来てくださった方の主訴(メインのお悩み)を確認します。
加えて、これまでの生活歴などプロフィールを確認していきます。
その上で、どのようにカウンセリングを進めていくか、おおよその見通しをお伝えします。
2回目以降は、主訴について、もっと具体的にしていきます。
例えば、「心配性」で悩んでいるとしますね。
心配性と言っても、すべてのことに心配している方はあまりいません。
心配になる状況、心配にならない状況があると思います。
心配になる状況があるとして、生活の支障になるほどのもの、それほどでもないものがあると思います。
心配な状況に対して、これまではどんな対処をしてきたのかも大切です。
そんなことを聞きながら、「心配性」をより細分化して、具体的にどう取り組んでいくかを決めていきます。
基本的には相談者様の「考え方」と「行動」についてのレパートリーを増やしていくことになります。
私の方から「こういう考え方をしたらいいよ」と押し付けることはありません。
かといって、「自分で考えてきて」と丸投げにすることもありません。
きちんと段取りを踏んでいくと、自分の考えや行動のパターンがわかるようになっていきます。
さらに段取りを踏んでいくと、新しい考えや行動を生み出せるようになっていきます。
そうしたら、その新しい考えや行動を試してみて、効果的かどうかを検証していきます。
こういったことをひたすらやっていきます。
地味。
でも、こんな地味な作業をコツコツやっていくと、また違う悩みが出てきたときに、カウンセリングに頼らずに自分で対処できるようになります。
心配性を例にしましたが、割と幅広いお悩みに対応できるかと思います。
ご不明な点がありましたら、遠慮なくお問い合わせくださいね。